高市首相が贈ったメロン巡り「性的な発言」?誰が何を言ったのかを整理

chatgpt image 2026年8月12日 05 41 51 (3) ニュース

高市早苗首相がオーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相へ贈ったクラウンメロンを巡り、ポッドキャスト内の会話が問題視されました。性的な連想を含む表現や手ぶりは確認されていますが、「パメラ・アンダーソンのようだ」と言ったのはアルバニージー氏ではなく番組司会者です。この記事では、何が起きたのか、発言者と確認できている事実を整理します。

高市首相が贈ったメロン巡り、何があった?

発端は、オーストラリアのコメディー色のあるポッドキャスト番組「Bush Deep」です。2026年7月に配信されたアルバニージー首相の出演回で、高市首相から贈られた静岡県産クラウンメロンが話題になりました。

番組では司会者のニッキ・オズボーン氏が、メロンを税関に「密輸」したのかという趣旨の冗談を言いました。その後、胸を連想させる手ぶりを交えた会話になり、アルバニージー氏も「couple of melons(2個のメロン)」や「beautiful」などと応じています。

このやり取りには性的な含みがあるとして、豪州で不適切、または女性蔑視的ではないかという批判が出ました。

問題の会話は、Bush DeepのYouTube動画の2分38秒前後から確認対象とされています。

SNS・公式リンク

メロンを贈った経緯

高市首相は2026年5月4日、日豪首脳夕食会に先立ち、アルバニージー首相へ静岡県産クラウンメロンを贈呈しました。

贈呈は、日本産の農林水産物・食品の輸出促進に関する取り組みの一環です。日本産メロンは同年1月にオーストラリアへの輸入が解禁されており、その記念の意味もありました。

クラウンメロンは、一本の木に一つの果実だけを実らせる「一木一果」の栽培方法で知られます。外務省は贈呈品を「クラウンメロン」と記しています。外務省の首脳夕食会に関する記録でも、贈呈の目的と背景を確認できます。

性的な発言をしたのは誰?

結論から言うと、会話全体に性的な連想を伴う表現や手ぶりはありました。ただし、SNSなどで広がった内容には、発言者を取り違えたものがあります。

「パメラ・アンダーソンのようだ」という趣旨の発言をしたのは、アルバニージー氏ではなく司会者のニッキ・オズボーン氏です。AAP FactCheckは、この発言がアルバニージー氏のものとして誤って拡散されたと検証しています。

アルバニージー氏は会話に参加し、「couple of melons」などの言葉や手ぶりを示しました。一方で、高市首相の身体を直接評したと断定できる発言が確認されているわけではありません。

発言者の区別を含めた検証は、AAP FactCheckの記事で確認できます。

「メロンは2個贈った」は確認できる?

贈呈されたメロンの個数は、今回確認できる資料だけでは断定できません。

番組内ではアルバニージー氏が「couple of melons」と発言しました。しかし、外務省の公式記録では贈呈品を単数形の「クラウンメロン」と記載しています。政府資料の一部には、首相夫妻への贈呈と説明するものもあります。

そのため、番組内の「2個」という発言だけを根拠に、実際に2個贈られたと断定するのは適切ではありません。

なぜ話題になったのか

話題が広がった背景には、現職首相同士の外交上の贈答品が性的な冗談に使われたことがあります。

また、高市首相が日本初の女性首相であることもあり、女性政治家を性的に扱う表現ではないかという受け止めが広がりました。同じ番組では、歌手カイリー・ミノーグ氏に関する別の性的な発言も問題になっていました。

アルバニージー氏は、カイリー・ミノーグ氏を巡る発言については「unequivocally(明確に)」謝罪しています。ABC Newsの報道で確認できます。

ただし、メロンに関する会話について、高市首相本人へ明示的に謝罪した事実は、確認した資料では確認できません。

高市首相や日本政府の反応は?

高市首相の公式Xには、2026年5月5日付でメロンの贈呈場面や日本産農産物の発信に関する投稿があります。

一方、今回のポッドキャスト内の会話について、高市首相が公にコメントした投稿は確認できません。また、日本政府が外交ルートで抗議や説明要求をしたかどうかも、確認済みの資料には記載がありません。

本人の受け止めや政府対応を推測して語ることはできないため、現時点では「公表された反応は確認できない」と整理するのが妥当です。

現時点で分かっていること

  • 高市首相が2026年5月、アルバニージー首相へクラウンメロンを贈ったことは公式記録で確認できます。
  • 7月配信の「Bush Deep」で、メロンを巡る性的な連想を含む会話と手ぶりがありました。
  • 「パメラ・アンダーソン」と言及したのは司会者であり、アルバニージー氏ではありません。
  • アルバニージー氏は別件のカイリー・ミノーグ氏に関する発言を謝罪しました。
  • メロン発言について高市首相へ直接謝罪したか、高市首相や日本政府がどう対応したかは、確認できる資料では分かっていません。

まとめ

今回話題になったのは、高市首相が贈ったクラウンメロンを題材にしたポッドキャスト内の会話です。

会話には胸を連想させる手ぶりや性的な含みがあり、批判が出たことは確認されています。ただし、「パメラ・アンダーソンのようだ」という発言は司会者によるもので、アルバニージー氏の発言とする説明は正確ではありません。

また、番組中の「2個のメロン」という言葉だけでは、実際の贈呈個数を断定できません。公式記録と番組内の発言を分けて受け止める必要があります。

参考・公式リンク

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