ニシキヘビとは?横浜で逃げたアミメニシキヘビはどうなった?捕獲までの経緯を解説

ニシキヘビとは?横浜で逃げたアミメニシキヘビはどうなった?捕獲までの経緯を解説 ニュース
ニシキヘビとは?横浜で逃げたアミメニシキヘビはどうなった?捕獲までの経緯を解説

2021年に横浜市で話題になった「ニシキヘビ」は、住宅地から逃げたアミメニシキヘビのことです。個体は同年5月22日に発見・捕獲されました。「ニシキヘビ」は単一の種名ではなく、別種のボールニシキヘビなども含む呼び方です。この記事では、横浜で起きた逸走事案の経緯と、飼育規制、混同しやすい種類の違いを紹介します。

ニシキヘビとは?単一の種名ではない

ニシキヘビは、特定の1種類だけを指す言葉ではありません。複数の種を含む呼称として使われています。

2021年に横浜市で逸走して注目を集めたのは、アミメニシキヘビでした。経済産業省は、アミメニシキヘビの学名について、旧学名の「*Python reticulatus*」から「*Malayopython reticulatus*」へ変更されたことを案内しています。

一方で、ペットとして知られるボールニシキヘビは別種です。京都市動物園によると、ボールニシキヘビの学名は「*Python regius*」で、全長は100~180センチメートルとされています。

「ニシキヘビが逃げた」という表現だけでは、どの種類なのかは分かりません。横浜の事案について説明する際は、アミメニシキヘビであったことを区別する必要があります。

横浜でアミメニシキヘビが逃げた経緯

横浜市の発表によると、アミメニシキヘビは2021年5月6日、横浜市戸塚区の個人宅から逸走しました。

大型のヘビが住宅地からいなくなったことで、周辺では捜索が続けられました。報道では、警察や消防などが捜索にあたり、餌を使う捕獲作戦も行われたと伝えられています。

逸走した個体は、体長約3.5メートル、体重約13キログラムと報じられました。発見まで時間がかかったこともあり、この出来事は大きく報道されました。

逃げたアミメニシキヘビはいつ捕獲された?

アミメニシキヘビは、逸走から16日後の2021年5月22日に発見されました。

横浜市によると、発見場所は飼育者が住んでいたアパートの屋根裏です。同日午後4時40分に発見され、午後4時44分に捕獲されました。

横浜市は翌5月23日、捕獲を正式に発表しています。当時の発表では、捕獲した個体を横浜市が厳重に保管していると説明されていました。

つまり、横浜で逃げたアミメニシキヘビは未発見のままではなく、2021年5月中に捕獲されています。 横浜市の捕獲発表 横浜市の発表資料PDF

なぜ大きな話題になったのか

話題になった理由は、住宅地で大型の特定動物が逸走し、発見まで長期化したためです。

報道では、周辺の捜索や置き餌による捕獲作戦が伝えられました。約3.5メートルの個体が見つからない状況は、地域の不安や、飼育管理への関心につながったと考えられます。 日テレNEWS NNN「巨大ヘビ逃走から1週間“新捕獲作戦”実施」

ただし、ニシキヘビという呼び方だけで、すべての種類や個体を同じように扱うことはできません。種類による違いと、法制度上の区分を分けて理解することが大切です。

アミメニシキヘビは特定動物に該当する

アミメニシキヘビは、動物愛護管理法上の「特定動物」に該当します。特定動物とは、人に危害を及ぼすおそれがある動物として、飼養や保管に規制が設けられている動物です。

環境省によると、2020年6月1日から特定動物を愛玩目的で飼養することは禁止されています。動物園や試験研究施設など、定められた目的で飼養・保管する場合には許可が必要です。

許可を受ける場合には、動物が逃げ出さない構造の施設にすること、定期的に点検すること、個体を識別できるようにすることなどが求められます。

特定動物は「特定外来生物」とは別の制度です。前者は主に人への危害のおそれを理由とする区分であり、用語を混同しないよう注意が必要です。 環境省「特定動物(危険な動物)の飼養又は保管の許可について」

ボールニシキヘビとの違い

検索では、アミメニシキヘビとボールニシキヘビが混同されることがあります。しかし、両者は別種です。

種類 今回の横浜事案との関係 確認できる情報
アミメニシキヘビ 2021年横浜逸走事案の対象 特定動物に該当
ボールニシキヘビ 横浜逸走事案の対象ではない 京都市動物園では全長100~180センチメートルと案内

ボールニシキヘビについて、京都市動物園は別種として紹介しています。横浜の事案を調べる際に、ボールニシキヘビの情報をそのまま当てはめることはできません。 京都市動物園「ボールニシキヘビ」

横浜で捕獲された個体の現在は?

今回確認できる横浜市の一次資料では、捕獲後に横浜市が個体を厳重保管していたことまで確認できます。

一方、2021年5月23日以降の飼養先や譲渡の有無、現在の所在、死亡の有無については、今回の確認済み資料では分かりません。

そのため、捕獲後の個体について「現在はどこにいる」と断定することはできません。確認できる事実は、2021年5月22日に発見・捕獲され、当時は横浜市が保管していたという点です。

まとめ

2021年に横浜市戸塚区で逸走し、話題になったのはアミメニシキヘビです。

個体は2021年5月6日に個人宅から逃げ、5月22日に飼育者住居のアパート屋根裏で発見・捕獲されました。翌23日、横浜市が捕獲を正式に発表しています。

「ニシキヘビ」は単一の種名ではありません。横浜の事案のアミメニシキヘビと、ボールニシキヘビは別種です。

アミメニシキヘビは特定動物に該当し、愛玩目的での飼養は禁止されています。捕獲後の個体の詳しい所在は、今回確認した資料だけでは確認できません。

参考・公式リンク

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