ユニバーサル ミュージック合同会社は2026年10月28日、所属アーティストに対する誹謗中傷や脅迫、虚偽情報の拡散などについて、厳しく対応する方針を発表しました。
悪質な行為に対しては、投稿者を特定するための発信者情報開示手続きや損害賠償請求など、法的措置を取る可能性があるとしています。
今回の声明はユニバーサルミュージックの公式Xだけでなく、EMI RecordsやMrs. GREEN APPLEの公式アカウントでも共有されています。
どのような投稿が問題になるのでしょうか。声明の内容や法的措置、アーティストやファンへの影響を紹介します。
ユニバーサルミュージックが誹謗中傷への厳正対応を発表
2026年10月28日、ユニバーサル ミュージック合同会社は公式サイトで「弊社所属アーティストの権利・安全を守るための取り組みについて」という声明を発表しました。
同社は、所属アーティストが安心して活動を続けられる環境を守ることを重要な責任の一つと考えていると説明しています。
そのうえで、インターネット上の誹謗中傷、虚偽情報の発信や拡散、脅迫、迷惑行為などの権利侵害を見過ごさず、厳正に対応する姿勢を明らかにしました。
公式Xアカウントでも、今回の声明について発信しています。
また、EMI Recordsの公式アカウントも、ユニバーサルミュージックからの重要なお知らせとして声明を共有しました。
今回の発表は特定のアーティストに対する個別の事件を説明したものではなく、所属アーティスト全体の権利と安全を守るための方針を示したものです。
どんな投稿が問題になる?誹謗中傷やなりすましも対象
ユニバーサルミュージックは、権利侵害や法律違反に該当する可能性がある行為として、さまざまな例を挙げています。
主な内容は次の通りです。
- 事実と異なる情報をSNSなどに投稿したり、拡散したりする行為
- アーティストに対する誹謗中傷、侮辱、暴言など
- 本人や家族、関係者への脅迫、つきまとい、待ち伏せ
- 無断撮影など、プライバシーや安全を脅かす行為
- アーティストや関係者になりすましたSNSアカウントの作成・運用
- アーティストの名前や写真を無断で使った商品の制作・販売・宣伝など
- 写真、映像、音源、ロゴなどを無断で転載・加工・販売・配布する行為
これらは、行為の内容や状況によって、権利侵害や法律違反に当たる場合があると説明されています。
例えば、SNSで根拠のない噂を広めたり、本人になりすましたアカウントを運営したりする行為も、問題になる可能性があります。
ただし、アーティストに対する意見や批評がすべて禁止されるという意味ではありません。実際に権利侵害に当たるかどうかは、投稿内容や具体的な状況によって判断されます。
匿名アカウントでも投稿者を特定される?
今回の声明で注目されるのが、匿名アカウントによる投稿への対応です。
ユニバーサルミュージックは、匿名で投稿された内容であっても、権利侵害などが確認された場合には、必要に応じて発信者の特定を含む対応を行うことがあるとしています。
その際に利用される可能性があるのが「発信者情報開示」の手続きです。
これは、インターネット上で権利を侵害された人などが、法律上の要件を満たす場合に、サービス運営者や通信事業者に対して投稿者の情報開示を求めるための制度です。
匿名アカウントを使っているからといって、必ずしも投稿者が特定されないわけではありません。
ただし、すべての匿名投稿で発信者を特定できるということではなく、具体的な状況や証拠、法的な要件によって対応は異なります。
削除した投稿も法的措置の対象になる?
ユニバーサルミュージックは、投稿後に削除された内容についても言及しています。
公式声明によると、すでに削除された投稿であっても、権利侵害などが確認された場合は、必要に応じて対応する可能性があります。
つまり、問題となる投稿を削除したからといって、必ずしも法的責任を問われなくなるわけではありません。
投稿の内容や記録が残っている場合などには、削除後でも法的な手続きが検討される可能性があります。
ただし、削除された投稿について実際にどこまで調査できるかは、記録の保存状況や法律上の要件などによって異なります。
Mrs. GREEN APPLE公式も声明を共有!何かあった?
今回の声明は、人気バンド「Mrs. GREEN APPLE」の公式Xアカウントでも共有されました。
公式アカウントでは、ユニバーサルミュージックが発表した声明について、理解と協力を呼びかけています。
この動きはニュースでも取り上げられ、Mrs. GREEN APPLEの所属レーベルが誹謗中傷への厳正対応を表明したと報じられました。
ただし、ユニバーサルミュージックの声明本文には、Mrs. GREEN APPLEの名前や、同バンドに関する具体的な被害事案は記載されていません。
そのため、今回の声明がMrs. GREEN APPLEに関する特定の騒動をきっかけに発表されたと断定することはできません。
今回の声明については、YouTubeでもニュース解説動画が投稿されています。
次の動画は、Mrs. GREEN APPLEの所属レーベルによる声明として紹介する第三者の解説動画です。個別の被害事案が発表されたことを意味するものではありません。
損害賠償や差止めも?ユニバーサルミュージックの法的対応
同社は、悪質な権利侵害に対して、状況に応じて法的措置を講じる方針を示しています。
具体的には、次のような対応が挙げられています。
| 対応 | 内容 |
|---|---|
| 発信者情報開示 | 法律上の要件を満たす場合に、投稿者を特定するための情報開示を求める |
| 差止め | 権利を侵害する行為の停止などを求める |
| 損害賠償請求 | 権利侵害によって生じた損害について賠償を求める |
| 関係機関との連携 | 弁護士、警察、SNS運営会社などと協力して対応する |
同社は、弁護士や警察、各プラットフォームの運営会社などと連携し、アーティストの権利や安全を守るとしています。
今回の声明は、ライブドアニュースの公式Xアカウントでも紹介されています。
なお、声明で挙げられた法的措置が、今回の発表に関連してすでに実施されたという具体的な事例や件数は公表されていません。
ファン活動やSNSへの投稿も規制される?
今回の声明では、アーティストの名前や写真、映像、音源などの無断利用についても触れられています。
特に、個人で楽しむ範囲を超えて、アーティストの氏名や肖像を使った商品を制作・販売したり、公式の写真や音源などを無断で転載・加工・配布したりする行為が挙げられています。
ファンによる活動であっても、著作権や肖像に関する権利などを侵害する場合には、問題になる可能性があります。
一方、今回の声明は、ファンによるすべてのSNS投稿や応援活動を禁止するものではありません。
同社はファンからの声援がアーティストの活動を支える大きな力になっていると説明しており、アーティストとファンが安心して音楽を楽しめる環境を守る考えを示しています。
なぜ今発表した?特定のアーティストが関係している?
今回の声明が2026年10月28日に公表された具体的なきっかけについては、明らかになっていません。
声明には特定の所属アーティストの名前や、個別の被害事案についての説明もありません。
インターネット上では、今回の声明とMrs. GREEN APPLEを関連付けて紹介する動画も公開されています。
次の動画も第三者によるニュース解説であり、ユニバーサルミュージックの公式発表動画ではありません。
こうした動画を視聴する際も、公式声明で明らかにされている事実と、投稿者による解説や推測を区別することが大切です。
今回の発表は、所属アーティスト全体を対象として、誹謗中傷や権利侵害への対応方針を明確にしたものです。
まとめ
ユニバーサル ミュージック合同会社は2026年10月28日、所属アーティストへの誹謗中傷や虚偽情報の拡散、脅迫、なりすまし、無断利用などに厳正に対応する方針を発表しました。
悪質な権利侵害に対しては、発信者情報開示や差止め、損害賠償請求などの法的措置を取る可能性があるとしています。
匿名アカウントによる投稿や、削除済みの投稿についても、必要に応じて対応することがあると明らかにしました。
今回の声明はMrs. GREEN APPLEなどの公式アカウントでも共有されていますが、特定のアーティストや個別の被害事案が発表されたわけではありません。
今後、所属アーティストの権利や安全を守るために、どのような取り組みが進められるのかが注目されます。


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