地震のとき、強い揺れが来る前に小さな揺れを感じることがあります。これは「初期微動」と呼ばれる現象です。先に到達するP波によって比較的弱い揺れが起こり、その後にS波による強い揺れが続くことがあります。この記事では、初期微動とP波・S波、主要動の違いをわかりやすく紹介します。
初期微動とは:P波によって先に感じる比較的弱い揺れです。
その後:S波が到達すると、主要動と呼ばれる強い揺れが起こることがあります。
緊急地震速報:P波がS波より速く届く性質を利用しています。
初期微動とは?
初期微動とは、地震で強い揺れが来る前に感じる、比較的弱い揺れのことです。
地震で発生する地震波には、速く伝わるP波と、P波より遅く伝わるS波があります。
先に到達するP波による揺れが、初期微動です。
そのため、最初に小さな揺れを感じたあと、時間をおいて揺れが強くなることがあります。
ただし、初期微動を感じたからといって、必ずその後に大きな揺れが来るとは限りません。
2026年9月29日朝の地震について、最初に感じた小さな揺れを初期微動と結び付けた投稿もありました。
P波・S波・主要動の違い
初期微動を理解するには、P波とS波の違いを知っておくとわかりやすくなります。
| 用語 | 特徴 |
|---|---|
| P波 | 地震発生後に速く届く地震波。初期微動に関係する |
| 初期微動 | P波によって起こる比較的弱い揺れ |
| S波 | P波より遅く届き、強い揺れを起こしやすい地震波 |
| 主要動 | 主にS波によって起こる強い揺れ |
P波はS波より先に到着します。
その後に届くS波による強い揺れが、一般に「主要動」と呼ばれます。
つまり、「初期微動」は強い揺れの前に感じる小さな揺れ、「主要動」はその後に続く強い揺れです。
P波とS波の違いについては、次の動画でも確認できます。
初期微動はなぜ話題になった?
2026年9月29日朝の地震後、Xでは「初期微動」という言葉を使った投稿が複数見られました。
「今朝は初期微動で目覚めた」と、強い揺れの前の小さな揺れについて投稿した人もいます。
また、大きく揺れる直前に目が覚めたことから、初期微動を感じ取ったのではないかと振り返る投稿もありました。
別の投稿では、当日の地震について「初期微動が分かりやすかった」と体感を伝えています。
これらは、いずれも個人が感じた揺れについての投稿です。
P波や震源を観測機器で確認した情報ではないため、地震の規模や震源などを判断する材料にはできません。
初期微動と緊急地震速報の関係
緊急地震速報は、P波がS波より早く届く性質を利用した仕組みです。
先に観測されたP波の情報から地震の発生を把握し、その後に来る強い揺れを知らせます。
速報が届いてから強い揺れが来るまでの時間は、震源からの距離などによって変わります。
震源に近い地域では、緊急地震速報が強い揺れに間に合わない場合もあります。
P波とS波の速度差を利用した緊急地震速報の仕組みは、次の動画でも紹介されています。
初期微動を感じたり、緊急地震速報を受け取ったりした場合は、まず身の安全を確保することが大切です。
初期微動を感じたときに知っておきたいこと
初期微動は、強い揺れより先に到達するP波による比較的弱い揺れです。
ただし、揺れの感じ方は建物や場所によっても変わります。
体感だけで地震の規模を判断することはできません。
地震直後にはさまざまな情報が広がりますが、震源や震度、津波の有無などは気象庁などの公式発表で確認しましょう。
まとめ
初期微動は、地震で強い揺れが来る前に感じる比較的弱い揺れです。
P波が先に届くことで初期微動が起こり、その後にS波による主要動が続くことがあります。
緊急地震速報も、P波がS波より速く伝わる性質を利用しています。
地震を感じたときは、まず身の安全を確保し、詳しい情報は気象庁などの公式発表で確認しましょう。



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