pixivFANBOXで一部の作品が公開停止になったとして、「決済事業者」と表現規制の関係が注目されています。複数のクリエイターが、FANBOXから「決済事業者からの指摘を受けた」とする通知を受け取ったと報告しています。この記事では、決済事業者とは何か、FANBOXでどのような内容が確認対象になるのか、今回の議論を分かりやすく整理します。
決済事業者とは?
今回の話題でいう「決済事業者」とは、クレジットカード会社や決済代行会社など、FANBOXでの支払い処理に関係する事業者を指します。
FANBOXでは、クレジットカードのほか、PayPal、pixivcoban、コンビニ決済などの支払い方法が用意されています。
クリエイターへの支援金を支払う仕組みには、FANBOXの運営会社だけでなく、決済を処理する外部の事業者も関わっています。
pixivFANBOX「どのような支払い方法がありますか?」
なぜ決済事業者が話題になった?
今回注目されたきっかけは、FANBOXを利用する複数のクリエイターが、作品の公開停止を報告したことです。
その中で、「決済事業者からの指摘を受け」という内容が通知に記載されていたとする報告が相次ぎました。
くりした善行さんも、FANBOXで「決済事業者からの指摘」を理由とする公開停止処分が行われているとして投稿しています。
これまでのFANBOXの審査では、投稿内の画像やタイトル、タグなどに要修正商品の対象となる表現が含まれているとして、修正を求められることがありました。
今回は、利用者側から「決済事業者からの指摘という理由が明記されている」という報告が出たことで、決済と表現規制の関係に関心が集まりました。
3年前の作品が公開停止になったという報告も
今回の話題では、新しく投稿した作品だけでなく、以前から公開されていた作品が突然公開停止になったという報告も出ています。
過去に投稿した作品まで対象になったという声があることから、現在公開中の作品を見直すクリエイターも出ています。
一方で、どの決済会社が指摘を行ったのかは明らかになっていません。
「催眠」「洗脳」などの言葉も話題に
今回の公開停止をめぐっては、「催眠」「洗脳」など、作品のタイトルや説明に使われる言葉についても議論が広がっています。
ゆる☆もりさんは、自身のFANBOXで警告と公開停止措置を受けたとして投稿し、「洗脳(Brainwash)」という表現が関係しているのではないかという見方を示しています。
また、四葉うさのさんは、「催眠」タグを含む作品が公開停止になったとして、その後の対応について報告しています。
一部のクリエイターからは、特定の言葉を含む投稿が対象になったのではないかという声が出ています。
ただし、「催眠」「洗脳」など特定の単語そのものが一律で禁止されたとする公式発表はありません。
FANBOXの公式ルールでは、タイトルやタグ、投稿本文などの情報と、作品の内容を合わせて総合的に判断するとされています。
実際に公開停止通知を受けたという報告も
焼津てっかさんも、自身のFANBOXに「決済事業者からの指摘」を理由とする通知が届き、作品が公開停止になったと報告しています。
このように、複数のクリエイターから実際に通知を受け取ったという投稿が出ています。
ただし、公開停止になったすべての作品が同じ理由で対象になったと確認されているわけではありません。
FANBOXではタイトルやタグも確認対象
FANBOXでは、作品画像だけを見て判断するわけではありません。
公式ガイドラインでは、投稿本文だけでなく、カバー画像、自己紹介、プラン、タグなども含めて投稿コンテンツとして確認すると説明されています。
また、「要修正商品」については、タイトル、タグ、投稿本文などの付随情報と表現内容を合わせて判断するとされています。
修正が必要と判断されるとどうなる?
FANBOXでは、要修正商品に該当する可能性があると判断された場合、投稿を一時的に非公開にして修正を求めることがあります。
修正によって問題が解消されれば、再び公開できる場合があります。
一方、修正が必要な投稿を大量に登録したり、修正依頼を繰り返し放置したりした場合には、投稿の削除や恒久的な非公開化、アカウント停止などが行われる可能性があります。
特定の決済手段が利用できなくなる場合があることも公式ヘルプで案内されています。
決済事業者が直接作品を審査している?
今回の報告だけから、クレジットカード会社などがFANBOXに掲載された作品を1件ずつ直接審査していると断定することはできません。
利用者からは「決済事業者からの指摘」という通知を受けたという報告が出ていますが、具体的にどのような経路で指摘が行われたのかは明らかになっていません。
また、FANBOX公式ガイドラインでは、コンテンツが対象となるかどうかはピクシブ側が確認し、必要に応じて非公開などの措置を行うと説明されています。
カード会社とコンテンツ規制の関係は以前からある
ピクシブは2022年に、決済を伴うサービスの規約を改定した際、国際カードブランドなどの規約にも触れています。
その際、BOOTHやpixivFANBOX、pixivリクエストなど、決済を伴うサービスに「禁止商品」「要修正商品」の基準を設けました。
サービス共通利用規約改定と「禁止商品」「要修正商品」設定のお知らせ
そのため、決済サービスとコンテンツの基準との関係自体は、今回突然始まったものではありません。
「決済事業者からの指摘」と明記されたことが注目点
今回特に注目されているのは、公開停止そのものだけではありません。
複数の利用者が、FANBOXから届いた通知に「決済事業者からの指摘」という趣旨の記載があったと報告している点です。
これによって、「FANBOX独自の審査なのか」「決済側からの要請なのか」という点が改めて議論されています。
ただし、FANBOXから今回の一連の公開停止について詳しい説明が公表されているわけではありません。
「洗脳」「催眠」は禁止ワードになった?
今回の話題では「洗脳」「催眠」など、作品で使われる言葉についてもさまざまな情報が広がっています。
実際に、これらの言葉を含む作品が公開停止になったというクリエイター本人の報告があります。
しかし、特定の単語を使用しただけで必ず公開停止になるとする公式ルールは確認できません。
FANBOXは、タイトルやタグなどの文章と作品内容を合わせて総合的に判断するとしています。
そのため、「この言葉を使えば必ず規制される」と断定するのは避けた方がよいでしょう。
成人向け作品だけの問題とは限らない?
今回の報告では、性的表現だけでなく、「同意のない行為」と判断される表現についても議論が広がっています。
作品そのものだけではなく、タイトル、タグ、本文、カバー画像なども確認対象となるため、判断される範囲は作品画像だけに限られません。
一方で、具体的にどの表現がどの基準に抵触したのかについては、個別の通知内容を確認しないと判断できません。
今回分かっていること
- 2026年9月25日に複数のFANBOX利用者が作品の公開停止を報告している
- 「決済事業者からの指摘」と記載された通知を受けたという報告が複数ある
- 「催眠」「洗脳」に関係する作品が公開停止になったという投稿もある
- 過去に公開した作品が対象になったという報告も出ている
- FANBOXではタイトル、タグ、投稿本文、カバー画像なども確認対象になる
- 要修正商品は作品内容と付随する文章を合わせて判断される
- 特定の単語だけが一律禁止されたとする公式発表は確認できない
- 具体的にどの決済事業者が指摘したのかは明らかになっていない
まとめ
pixivFANBOXでは、複数のクリエイターから作品が公開停止になったという報告が出ています。
今回は「決済事業者からの指摘」という趣旨の通知を受けたという報告が相次いだことで、決済会社と表現規制の関係に注目が集まりました。
FANBOXでは作品本文だけでなく、タイトルやタグ、カバー画像なども確認対象です。
「催眠」「洗脳」などを含む作品が対象になったという報告もありますが、これらの単語が一律に禁止されたと公式に発表されたわけではありません。
また、具体的にどの決済事業者が関与したのかについても明らかになっていません。今後、FANBOX側から今回の公開停止について詳しい説明が出るかが注目されます。


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