Googleは2026年10月27日、Webブラウザ「Google Chrome」のセキュリティアップデートを公開しました。
今回の更新では、合計52件のセキュリティ上の問題が修正されています。そのうち4件は、深刻度が最も高い「Critical(重大)」に分類される脆弱性です。
対象はWindows、Mac、Linux向けのChromeで、Android版にも対応するセキュリティ修正が提供されます。
Chromeを使っている人は何をすればよいのでしょうか。今回の脆弱性の内容や対象バージョン、最新版への更新方法を紹介します。
Chromeに52件の脆弱性!Critical評価の4件も修正
Googleは2026年10月27日、パソコン向けGoogle Chromeの新しい安定版を公開しました。
今回のアップデートには52件のセキュリティ修正が含まれています。
特に注目されているのが、Criticalと評価された4件の脆弱性です。
国内のITニュースサイト「窓の杜」も今回のアップデートを取り上げ、52件の修正とCritical評価の脆弱性について紹介しています。
脆弱性とは、ソフトウェアに存在するセキュリティ上の弱点のことです。
悪用されると、不正な操作が行われたり、ブラウザの動作に影響が出たりするおそれがあります。
今回のように深刻度の高い問題が修正された場合は、アップデートを適用することが重要です。
どんな脆弱性が見つかった?Critical評価の4件とは
Googleの公式発表では、次の4件がCritical評価の脆弱性として公表されています。
| 脆弱性番号 | 問題が見つかった機能 |
|---|---|
| CVE-2026-118306 | FileSystem:メモリ破損 |
| CVE-2026-118331 | FileAPI:入力内容の不適切な検証 |
| CVE-2026-118348 | Skia:入力内容の不適切な検証 |
| CVE-2026-118344 | Layout:解放済みメモリの使用 |
FileSystemとFileAPIはファイルの処理に関係する機能です。
Skiaは文字や画像などを描画する機能、LayoutはWebページの表示や配置に関係する機能です。
こうした機能にセキュリティ上の弱点が存在すると、条件によっては攻撃者に悪用される可能性があります。
ただし、今回の公式発表では、これらの脆弱性がすでに実際の攻撃に悪用されているかどうかは明示されていません。
Chromeの対象バージョンは?Windows・Mac・Linux
Googleが発表した更新後のバージョンは、次の通りです。
| OS | 更新後のバージョン |
|---|---|
| Windows | 156.0.8078.73 / 156.0.8078.74 |
| Mac | 156.0.8078.73 / 156.0.8078.74 |
| Linux | 156.0.8078.73 |
更新は段階的に配信されるため、利用環境によっては最新版が届くまで時間がかかる場合があります。
Xでも今回の更新について、バージョン番号やアップデートの必要性が紹介されています。
自分のChromeが対象のバージョンになっているか、一度確認しておくと安心です。
Chromeを最新版に更新する方法
Google Chromeは通常、自動的にアップデートを確認する仕組みになっています。
ただし、長時間ブラウザを開いたままにしている場合は、更新を適用するために再起動が必要になることがあります。
WindowsやMacでは、次の手順で確認できます。
Chromeの更新手順
- Google Chromeを開く
- 画面右上の「︙」をクリックする
- 「ヘルプ」を選択する
- 「Google Chromeについて」をクリックする
- 更新があれば自動的に確認・ダウンロードされる
- 「再起動」が表示されたらクリックする
「Google Chromeについて」の画面では、現在のバージョン番号も確認できます。
更新を適用するために再起動が必要な場合は、作業内容を保存してからブラウザを再起動してください。
今回のアップデートについては、Xでも更新と再起動を呼びかける投稿が見られます。
Googleの詳しい手順は、Google Chrome公式ヘルプでも確認できます。
Android版Chromeも更新が必要?
今回、Googleはパソコン向けChromeだけでなく、Android向けChrome 156の公開も発表しています。
Android版の更新後のバージョンは「156.0.8078.73」です。
Googleによると、Android版には、特に断りがない限り、対応するデスクトップ版と同じセキュリティ修正が含まれます。
そのため、AndroidスマートフォンでChromeを利用している人も、Google Playストアで更新を確認しましょう。
一方、iPhone向けChromeについては別の更新が案内されており、今回のデスクトップ版と同じ52件の修正が含まれると断定することはできません。
Chromeのセキュリティ対策はどうなっている?
Google Chromeでは、悪意のあるWebサイトや危険なダウンロードから利用者を守るため、さまざまなセキュリティ機能が導入されています。
Google Japanの公式YouTubeチャンネルでも、Chromeのセキュリティについて紹介する動画が公開されています。
次の動画はChromeの安全性に関する紹介であり、2026年10月27日の52件の脆弱性修正を解説するものではありません。
Chromeには複数の安全対策がありますが、ソフトウェアの脆弱性を修正するためには、最新版へのアップデートが欠かせません。
なぜ脆弱性の詳しい内容が公開されないの?
Googleは、脆弱性の詳しい情報について、修正版が多くの利用者に届くまで公開を制限する場合があります。
これは、まだアップデートしていない利用者が攻撃を受ける危険性を減らすためです。
そのため、セキュリティ上の問題が修正されたことは発表されても、具体的な攻撃方法などがすぐには公開されない場合があります。
利用者にとって大切なのは、脆弱性の詳しい仕組みを理解することよりも、安全性を高める更新を適用することです。
Chromeを更新しないとどうなる?
古いバージョンのChromeを使い続けると、修正されていない脆弱性が残る可能性があります。
脆弱性が存在するだけで直ちに被害が発生するわけではありませんが、悪用された場合にはセキュリティ上の問題につながるおそれがあります。
今回のような重要な更新が公開された際は、できるだけ早く適用しておくことが推奨されます。
今回のアップデートに関するバージョン確認方法などは、Xでも紹介されています。
まとめ
Googleは2026年10月27日、Google Chromeのセキュリティアップデートを公開しました。
今回の更新では合計52件のセキュリティ上の問題が修正され、そのうち4件が最も深刻なCritical評価の脆弱性です。
Windows、Mac、Linux向けの更新に加え、Android版Chrome 156も公開されています。
現時点で実際の攻撃に悪用されているかどうかは明らかになっていませんが、利用者は早めにアップデートを確認することが大切です。
パソコンでChromeを利用している人は、「ヘルプ」から「Google Chromeについて」を開き、最新版に更新されているか確認してみてください。


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