スクイズとは、三塁走者を本塁へ走らせ、打者がバントして得点を狙う野球の作戦です。2026年9月21日の阪神対DeNA戦では、8回表にDeNAが仕掛けたスクイズが失敗し、大きな注目を集めました。NPBの記録上では三塁走者・三森大貴選手の本塁盗塁失敗となっていますが、実際のプレーでは古市尊選手がスクイズを試みて空振りし、三森選手が三本間でアウトになっています。この記事では、スクイズの意味と、この試合で何が起きたのかを分かりやすく紹介します。
スクイズとは?三塁走者を生還させる作戦
スクイズとは、三塁に走者がいる場面で、バントを使って得点を狙う作戦です。
投手が投球するのに合わせて三塁走者が本塁へスタートし、打者がバントでボールを転がします。その間に走者がホームへ生還することを狙います。
長打を打たなくても1点を狙える一方、走者のスタートと打者のバントがうまくかみ合わなければ、大きなピンチにつながります。
実際の野球でも、スクイズは一瞬の判断が勝敗を左右する作戦です。別の試合でも、スクイズ失敗から打撃に切り替えたり、再びスクイズを仕掛けたりする場面があります。
スクイズは成功すれば1点を奪える可能性がありますが、失敗すると三塁走者を失うリスクが高い作戦でもあります。
阪神対DeNA戦の8回表で何が起きた?
2026年9月21日の阪神対DeNA戦は、2対2の同点で8回表を迎えました。
阪神は及川雅貴投手が登板。DeNAは先頭打者の出塁後、佐野恵太選手の二塁打などで無死二・三塁という大きな得点チャンスを作りました。
蝦名達夫選手が三塁ゴロに倒れて1死二・三塁となり、打席には古市尊選手が入りました。
ここでDeNAベンチはスクイズを仕掛けます。しかし、古市選手は投球にバットを当てることができず空振り。スタートを切っていた三塁走者の三森大貴選手は三本間に挟まれ、タッチアウトとなりました。
得点目前だった場面から一転して2死三塁となり、DeNAはこの回を無得点で終えました。
「スクイズ失敗」がSNSでも大きな話題に
無死二・三塁という絶好の得点機を逃したこともあり、このスクイズ失敗はXでも大きな話題になりました。
阪神側からは、及川投手が大ピンチを無失点で切り抜けたことを評価する声が目立ちました。
一方、DeNA側では、スクイズを選択したことや実行したタイミングについてさまざまな意見が出ています。
横浜DeNAベイスターズの公式Xでも、この日の試合について投稿されています。
試合終盤の同点、しかも1死二・三塁という場面だっただけに、結果的にこのプレーが試合の大きな分岐点の一つとして注目されました。
公式記録では三森大貴の「本塁盗塁失敗」
プレーそのものは古市尊選手がスクイズを試みて空振りした場面ですが、NPB公式の試合経過では、三塁走者だった三森大貴選手の「本塁盗塁失敗」として記録されています。
これは、スクイズという作戦名と、野球の公式記録上の表記が必ずしも同じにならないためです。
そのため、「公式記録が本塁盗塁失敗だからスクイズではなかった」という意味ではありません。実際には古市選手がバントを試み、三森選手が本塁へスタートするスクイズが行われています。日刊スポーツなどの試合報道でも、DeNAがスクイズを仕掛けて空振りとなった場面として伝えられています。
なぜスクイズは外された?
今回のプレーでは、阪神バッテリーがスクイズに対応し、古市選手がバットを届かせることができませんでした。
スクイズでは三塁走者が投球と同時に本塁へスタートするため、打者がバントできなければ走者は戻るのが難しくなります。
阪神にとっては、打者をアウトにするのではなく、得点しようとしていた三塁走者を直接アウトにできた非常に大きなプレーとなりました。
スクイズ失敗後も2対2の接戦が続く
8回表のピンチを阪神が無失点で切り抜けた後も、試合は2対2のまま進みました。
両チームとも決勝点を奪えず、試合は延長戦に突入します。
この日の試合全体の流れは、ハイライト動画でも確認できます。
最後は大山悠輔がサヨナラホームラン
試合が決まったのは延長11回裏でした。
阪神の大山悠輔選手が17号サヨナラ本塁打を放ち、阪神が3対2で勝利しました。
DAZNの公式Xでも、この試合のプレーが動画で紹介されています。
結果的にDeNAは8回表の大きな得点チャンスを生かすことができず、最後は一発で試合を決められる形となりました。
スクイズとホームスチールの違いは?
スクイズとホームスチールは、どちらも三塁走者が本塁へスタートするため、見た目が似ています。
スクイズは、打者がバントして走者を生還させることを前提とした作戦です。
一方、ホームスチールは、打者のバントを前提とせず、三塁走者が盗塁として本塁を狙います。
今回の阪神対DeNA戦では、古市選手がバントを試みているため、プレーとしてはスクイズです。ただし、バントが空振りとなり、三森選手が本塁を狙ってアウトになったため、公式記録上は本塁盗塁失敗として記録されています。
まとめ
スクイズとは、三塁走者を本塁へスタートさせ、打者のバントによって得点を狙う野球の作戦です。
2026年9月21日の阪神対DeNA戦では、8回表の1死二・三塁からDeNAがスクイズを仕掛けました。
打者の古市尊選手がバントを空振りし、本塁へスタートしていた三森大貴選手が三本間でアウトとなりました。
NPB公式記録では三森選手の「本塁盗塁失敗」となっていますが、実際のプレーではスクイズが仕掛けられたことが試合報道でも伝えられています。
DeNAはこのチャンスを生かせず、試合は延長11回まで続きました。最後は阪神の大山悠輔選手がサヨナラ本塁打を放ち、阪神が3対2で勝利しています。


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