「一生結婚」が注目されているのは、国立社会保障・人口問題研究所が2026年9月11日に公表した「第17回出生動向基本調査」がきっかけです。18~34歳の未婚者では、「いずれ結婚するつもり」と答えた割合が男性75.1%、女性77.8%となり、初めて男女とも8割を下回りました。
一方、「一生結婚するつもりはない」と答えた割合は男性24.0%、女性21.5%で、男女とも初めて2割を超えました。この記事では、今回の調査で分かった未婚者の結婚観や、SNSで注目されているポイントを紹介します。
「一生結婚」とは?今回話題になった意味
今回話題になっている「一生結婚」は、未婚者が将来の結婚についてどのように考えているかという調査結果に関するものです。
第17回出生動向基本調査では、18~34歳の未婚者に「いずれ結婚するつもり」か「一生結婚するつもりはない」かを尋ねています。
今回、「一生結婚するつもりはない」と答えた割合が男性24.0%、女性21.5%となり、男女とも初めて2割を超えたことが大きく報じられました。
ライブドアニュースも、今回の結果を「男女とも初の2割超え」として紹介しています。
ただし、この回答だけで将来の結婚が完全に決まったわけではありません。「一生結婚するつもりはない」と回答した人の中にも、収入や貯蓄などの状況によって結婚意思が変わる可能性があると答えた人がいます。
第17回出生動向基本調査で何が分かった?
国立社会保障・人口問題研究所が公表した第17回出生動向基本調査では、18~34歳の未婚者の結婚意思に大きな変化が見られました。
| 回答 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| いずれ結婚するつもり | 75.1% | 77.8% |
| 一生結婚するつもりはない | 24.0% | 21.5% |
「いずれ結婚するつもり」と答えた割合は、前回調査では男性81.4%、女性84.3%でした。今回は男女とも6ポイント以上低下し、調査開始以来初めて8割を下回っています。
朝日新聞も、「一生結婚するつもりはない」と考える人が男女とも2割を超えたことを報じています。
「一生結婚するつもりはない」が男性24.0%・女性21.5%
今回特に注目されているのが、「一生結婚するつもりはない」と回答した人の増加です。
男性は24.0%、女性は21.5%となり、いずれも初めて2割を超えました。
FNNプライムオンラインも、この数字とあわせて、夫婦が予定する子どもの数が1.95人となったことを紹介しています。
ただし、今回の調査は結婚する人としない人のどちらが良いかを示すものではありません。調査時点で18~34歳の未婚者が将来の結婚をどう考えているかを示した結果です。
調査の対象と方法
第17回出生動向基本調査は、国立社会保障・人口問題研究所が行う全国標本調査です。
調査は2025年6月に実施され、独身者調査の有効票は6,756票でした。
調査対象には18歳以上55歳未満の独身者などが含まれていますが、今回話題になっている75.1%、77.8%、24.0%、21.5%という数字は、18~34歳の未婚者について集計したものです。
ニュースでも大きく報じられる
今回の調査結果は、テレビニュースでも大きく取り上げられました。
ANNでは、「いずれ結婚するつもり」と回答した割合が初めて8割を下回ったことや、SNS・マッチングアプリなどインターネットを通じて知り合った夫婦が増えていることを紹介しています。
日テレNEWS NNNも今回の結果について報じており、公式Xでは「一生結婚するつもりはない」と考える人の割合が男女とも2割を超え、過去最高になったことを紹介しています。
以前から「結婚しない」という意識は増えていた
未婚者の結婚意思の変化は、今回突然始まったものではありません。
前回の第16回出生動向基本調査でも、「一生結婚するつもりはない」と答えた割合が増えていることが注目されていました。
2022年には日テレNEWSが前回調査について詳しく解説しており、結婚相手に求める条件や、SNS・アプリなどによる出会いの変化についても取り上げています。
前回調査では「いずれ結婚するつもり」と答えた割合が男性81.4%、女性84.3%でしたが、今回の調査では男性75.1%、女性77.8%まで低下しています。
マッチングアプリなどネットでの出会いは増加
今回の調査では、結婚意思だけでなく、男女が知り合うきっかけにも変化が見られました。
夫婦を対象とした調査では、マッチングアプリやSNSなどインターネットを通じて知り合った夫婦が約2割となり、前回調査から大きく増えています。
職場や友人を介した出会いが減る一方、インターネットを利用した出会いの存在感が高まっています。
子どもを望まない未婚者も増加
第17回出生動向基本調査では、結婚だけでなく子どもに対する考え方の変化も注目されています。
18~34歳の未婚者では、子どもを1人も望まないと答えた割合が3割を超えたことも報じられています。
また、夫婦が予定している平均の子どもの数は1.95人となり、初めて2人を下回りました。
こうした数字も含め、今回の調査は結婚や出産に対する若い世代の意識の変化を示すものとして注目されています。
結婚意思は今後変わる可能性もある
「一生結婚するつもりはない」という回答だけを見ると、今後も結婚しないと決めている人が大幅に増えたようにも見えます。
しかし、その中には将来の状況によって考えが変わる可能性がある人もいます。
「一生結婚するつもりはない」と回答した人のうち、男性の約4割、女性の5割弱は、収入や貯蓄の増加などによって「いずれ結婚するつもり」へ考えが変わる可能性がある、またはあるかもしれないと回答しています。
そのため、今回の調査結果は将来の結婚行動を確定するものではなく、2025年の調査時点における意識を示す数字として見る必要があります。
まとめ
「一生結婚」が話題になったきっかけは、国立社会保障・人口問題研究所が2026年9月11日に公表した第17回出生動向基本調査です。
18~34歳の未婚者で「いずれ結婚するつもり」と答えた割合は、男性75.1%、女性77.8%となり、初めて男女とも8割を下回りました。
一方、「一生結婚するつもりはない」と答えた割合は男性24.0%、女性21.5%となり、こちらは初めて男女とも2割を超えています。
マッチングアプリやSNSなどネットを通じた出会いの増加や、希望する子どもの数の変化なども明らかになっており、日本の結婚や家族に対する意識の変化を知るうえで注目される調査となっています。


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